東急8000系(ダブルパンタ車)をメイクアップ!

昭和44(1969)年11月から昭和48(1973)年3月までに落成した8000系は5両編成で、全21編成が東横線に投入されました。東横線への導入がひと段落してから1年後、昭和49(1974)年3月から田園都市線への新製投入が始まります。当時の田園都市線は4両編成での運行でした。このためこの路線に投入された8000系も4両編成で導入。そして1編成あたり複数パンタグラフを搭載させるため、中間電動車のデハ8100形はダブルパンタ車となりました。
導入当初の編成表はこちらのサイトに掲載されています。

【当時の実車画像】



残念ながらBトレから製品化された8000系にはダブルパンタ車用の屋根は付属していませんでした。そこで屋根2枚を切り貼りしてダブルパンタの8000系を再現してみました!

準備するものは以下。

【工具等(屋根作り用)】

  • カッター
  • ヤスリ
  • 耐水ペーパー(400番、600番、1,000番、1,200番、1,500番など)
  • タミヤパテ

【塗料(屋根の塗装、インレタのクリアコート用)】

  • プライマー
  • 塗料(パールホワイト、つや消し黒、ねずみ1号、クロームシルバー、など)
  • 光沢クリア(スプレー式アクリル系)

【インレタ】

【Bトレ付属のステッカー】

  • 東急7200系
(注意)
  • TTL803-05、または、TTL803-06のいずれかのみで可。
  • TTL081AとTTL085Aはいずれかのみで可。実車画像を見る限りっtl081あの方が正しい。
  • TTL803-05、または、TTL803-06のいずれかのみで可。

まずは屋根から作成。最初にパンタ付き屋根を2枚準備し、それぞれカッターで2つに切ります。
パンタ台のあるパーツ同士を合わせます。

そしてパテを使って貼り合わせます。
貼り合わせる際、屋根の長さが長すぎたり短すぎたりしないように、普通の屋根パーツと長さを揃えることを忘れないようにしましょう。
乾いたらヤスリを使って平たくしていきます。粗い400番のペーパーヤスリから順番に600番、1000番、1200番、1500番、2000番と順に削っていきます。削る際には力を入れず、軽く撫でるようにしていくとよいと思います。
終わったら屋根の塗装!
屋根の塗装には鉄道カラーの「ねずみ1号」を使うのが良いのかもしれませんが、自分は適当なグレーを使ってしまいました。
クーラーキセやヒューズボックスも塗装します。なお、クーラーキセなどは白系で塗装するので、事前にプライマーを適用しています。
接続面に少しズレがありますかね…。

パンタを装着すると雰囲気がアップ!

次にインレタで装飾です。
屋根完成後は、いつものように車体や窓周りをインレタで装飾です。
ダブルパンタ車は8000系編成として最後に製造された8043F〜8051Fの5編成に連結されていました。
この中で8045F、8049F、8051FはトレジャータウンのTTL803-05やTTL803-06に収録されているインレタで再現できます。

インレタによるメイクアップのポイントは以下。

クリアコートして組み立てれば完成!

先頭車のクハ8000形とデハ8200形もメイクアップしたら完成!

左からクハ8000形、デハ8200形、デハ8100形、クハ8000形。

【クハ8000形(上り寄り、奇数車番)】


【デハ8200形】


【デハ8100形】


【クハ8000形(下り寄り、偶数車番)】

昭和49年〜52年頃の田園都市線っぽくするため、先頭車の行き先表示は「すずかけ台」にしました。Bトレの8000系に付属していたステッカーには「すずかけ台」の行き先表示がなかったため、7200系に付属していたステッカーから拝借しました。


【参考資料】

Bトレインショーティーで行こう!

インレタを使ってBトレインショーティーをメイクアップ!

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