東急7200系 非冷房の中間車をメイクアップ!
東横線の日比谷線直通車両用に設計・開発された全電動車編成の7000系は田園都市線には必要以上の性能を有していたことから導入費と保守費に問題があり、その対策に廉価版として開発・導入されたのが7200系です。製造された全53両のうち最初の2年間(昭和42〜43年)に製造された44両はすべて先頭車。その後輸送力増強に中間車6両が製造され、昭和44(1969)年には合計50両の7200系が運用につきました。当時は冷房がまだ普及していなかった頃でもあり全車が非冷房での運用でした。
そんな非冷房の中間車をメイクアップします!
今回のメイクアップポイントはインレタ転写、屋根塗装、幌パーツ装着、そして交換したパンタグラフの一部塗装です。準備した材料は以下。
【インレタ】
トレジャータウン
- TTL803-02:東急7200系標記(税抜1,600円)
- TTL081A:ドア注意ステッカーインレタ#1(汎用指差し)(税抜700円)
- TTL856-06A:ドア注意・優先席(東急線・イラスト大小)(本体1,000円)
- TTL019A:乗務員室表記(横書き)(税抜800円)
【ステッカー】
- Bトレ付属のステッカー
【塗料】
- パールホワイト(TS-26)
- 光沢クリア(TS-13)
- つや消しブラック(XF-1)
- シルバーリーフ(X-11)
- ロイヤルライトグレー(XF-80)
【パーツ類】
- KATO 11-404:直流用パンタグラフPS16Aタイプ(税抜300円)
- クロスポイント P-16304:貫通幌パーツ幅広タイプA(税抜400円)
準備ができたところでまずは車番選びから。
中間車の車番は日立製制御装置を搭載した7301、7401、7302、7402号と、東洋電機製の制御装置を搭載した7351と7451号。ご存知の通りBトレの7200系は戸袋幅が狭く通常サイズのNゲージ用インレタの車番は使えません。このため側面車番はBトレサイズのものが収録されているBトレのキット付属ステッカーに頼らざるを得ませんが、都合の良いことにこれらの車番はいずれも収録されていますので問題ありません。
一方、これら中間車を組み込んだ先頭車の車番には問題があります。
当時、中間車が組み込まれていたのは以下の3編成。
- デハ7211ーデハ7301ーデハ7401ークハ7511
- デハ7212ーデハ7302ーデハ7402ークハ7512
- デハ7259ーデハ7351ーデハ7451ークハ7559
【参考画像】
(画像出所:「しぐま倶楽部 鉄道写真館」)
これらの車番のうち、デハ用の車番(7211、7212、7259)は収録されているのですが、いずれの編成のクハ用車番(7511、7512、7559)が収録されていません。このため、少しカッコ悪いですがクハ7500形の車番は切り貼りすることとしました。
【メイクアップポイント】
【先頭車(デハ7200形、クハ7500形)】
【中間車(デハ7300形、デハ7400形)】
【クハ7500形】
付属のステッカーには必要な車番が収録されていないため、切り貼りで再現。
妻面は向かって右側に製造銘板、左側に形式標記と検査証を転写。
さらにグリーンマックスの幌パーツを取り付けています。
【屋根まわり】
屋根上のメインはベンチレーター。ネット上に共有されている画像は白黒が多く、どんな色をしていたかなかなか想像がつきませんが、おそらく白っぽい色と仮定して今回もパールホワイトに塗装してみました。
またヒューズボックスはグレー系の画像と黒系の画像がありますが、あえて黒系にしてみました。
配管はメタリックグレー系が良かったのかもしれませんが、目立つようにシルバーにしています。
- ベンチレーター:パールホワイト(スプレー)
- ヒューズボックス:つや消しブラック
- 配管:シルバーリーフ
- 避雷針:ロイヤルライトグレー
- アンテナ:ロイヤルライトグレー
パンタグラフはKATOの一番安価な「11-404:直流用パンタグラフPS16Aタイプ」を装着。一部をつや消しホワイトで塗装しています。
【実車参考画像】
非冷房時代の7200系の実車パンタグラフの画像(「tokatihide on TWITER」)
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