JR南武線101系をメイクアップ!
Bトレの101系を民営化後の南武線仕様にメイクアップ!
新性能電車として101系が登場したのは昭和32(1957)年。最初に導入されたのが中央線です。
101系が南武線を走り始めたのは昭和44(1969)年12月。武蔵小金井電車区(西ムコ)から日中の快速運転のために借り入れたのが始まりと聞きます。ただこの時は武蔵小金井区からの借り入れ車輌であったためボディカラーは中央線のオレンジでした。
黄色の101系が転属してきたのは昭和47(1972)年9月。総武線から捻出された101系が南武線の中原電車区(西ナハ)に転属されたのが始まりのようです。その後、昭和51(1976)年には京浜東北線からの転入もあり、茶色の旧型国電は徐々に淘汰。昭和53(1978)年8月、ついに全車101系に統一されます。
そんな101系ですが、昭和57(1982)年から投入され始めた103系や、民営化後の平成元(1989)年から投入された205系に徐々に取って変わられ、平成3(1991)年に営業運転を終了します。
単灯の非冷房車の101系
(画像出所「南武線101系!! - Yahoo!ブログ」)
南武線には6両貫通編成と3+3の分割編成の2通りがあったようです。今回はあまりがちな先頭車を多く使って、先頭車4両、中間車2両の「3+3」編成を作ってみたいと思います。
南武線101系のインレタはくろま屋から発売されています。このくろま屋のインレタ(商品番号170:南武線101系標記車番(黒))には、車番、所属標記、エンド標記、妻面標記など必要なインレタが一通り収録されてますので基本部分はカバーできます。車番も数編成分ありますのでお好きなバリエーションが楽しめそうです。
くろま屋インレタの収録内容(商品番号170:南武線101系標記車番(黒))
車番
- クモハ101-186、モハ100-240、サハ101-301、サハ101-125、モハ100-258、クモハ100-187
- クモハ101-199、モハ100-253、サハ101-132、サハ101-300、モハ100-259、クモハ100-188
- クモハ101-208、モハ100-262、クハ100-77、クモハ101-206、モハ100-260、クハ100-80
- クモハ101-163、モハ100-190、クハ100-79、クモハ101-181、モハ100-249、クハ100-81
- クモハ101-185、モハ100-238、クハ100-73、クモハ101-209、モハ100-253、クハ100-90
- クモハ101-191、モハ100-248、クハ100-61、クモハ101-175、モハ100-222、クハ100-91
所属標記
- 東ナハ(定員136名×10、定員144名×10)
- 横ナハ(定員136名×10、定員144名×10)
- 西カノ(定員136名×10、定員144名×10)
- 南ヒナ(定員136名×10、定員144名×10)
保安装置(ATS)標記
- B/C:10個(5両分)
- B:10個(5両分)
その他
- ドアコック:36個(18両分)
- エンド標記:①、②それぞれ18個
- 妻面標記(形式+検査証):20個
くろま屋のインレタではカバーできないシルバーシート標記や戸袋広告は、103系製作時に使ったものを使います。
【使用インレタ】
くろま屋
- 商品番号170:南武線101系標記車番(黒) 本体800円
トレジャータウン
- TTL806-41:「シルバーシート」標記(国鉄)本体1,000円
- TTL019A:乗務員室表記(横書き) 本体800円
銀河モデル
- N-781:戸袋広告〔緑〕 本体800円
メーカー不明
- JRロゴ(銀) 落札価格900円(2018年9月頃)
富士川車輌工業
さて、クハ100形にはトリッキーな問題が一つあります。それはパンタグラフ設置スペースを搭載している電装準備車(初期型)と、搭載していない後期型があることです。
101系は当初、全電動車編成を想定して設計されました。しかし試作車運転開始直後に使用電力の大きさが営業運転上問題になることが判明。電力設備増強には時間がかかることから、消費電力削減のために急遽付随車が必要になりました。これにより電動車として製造される予定であった車両のうち、一部が電装準備された付随車(電装準備車)として落成しました。このような経緯もあり、電動車として落成していればクモハ100形やモハ100形としてパンタグラフを搭載するはずだったクハ100形やサハ100形は電装準備車として屋根にパンタグラフ設置場所が確保されました。今回製作した3+3編成の南武線ではクハ100形が2両連結されていますので、電装準備車用の屋根を採用すると面白いバリエーションができます。2010年に一般販売されたカナリアの101系には先頭車用と中間車用の電装準備車用屋根が付属していました。これを使えば電装準備車のクハ100形を再現することは可能です。
ただ、101系が全電動車編成を諦め、103系に活路を見出すことにしたことにより、昭和38(1963)年度以降に増備されたクハ100形は電装準備が施されませんでした。昭和37(1962)年に落成した最後のクハ100形はクハ100-24。その次の番号となるクハ100-25は昭和39(1964)年落成。つまり電装準備車であった初期型のクハ100形はクハ100-1〜クハ100-24となります。一方でくろま屋の南武線用インレタには初期型の車番は収録されていません。このためパンタなしの普通の屋根を使うことになりました。
とりあえず「3+3編成」の半分が完成です。
【サハ100形(後期型)】
【モハ100形】
【モハ101形】
続いて残りの3両加えて6両編成に!
先頭車同士の連結。
【ほかにも使えそうなインレタ】
くろま屋
- 142:通勤型電車用所属標記(国鉄)(黒)本体700円
ボナファイデプロダクト(Bona Fide Product)
- M077B:通勤電車所属2 東京西局(黒)本体900円
レボリューションファクトリー
- 5330:所属インレタ 西トタ(白)本体800円
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